大胸筋を鍛えるためにはベンチプレスとダンベルフライのどちらの方が良いのか。
結論から言うと、ダンベルフライの方が有効です。
理由は、ベンチプレスで下まで下ろしたところでは、大胸筋というよりも三角筋の前部の方のストレッチが強く、大胸筋よりも肩が伸びて完全収縮できないというのがベンチプレスの問題点となります。
またベンチプレスの場合、オーバーグリップという握り方になるので、肩関節が内旋の動きになり、肩をケガしてしまう可能性があります。
ダンベルフライの場合、手の平が内側に向くニュートラルグリップという握り方です。
大胸筋をしっかりとストレッチできますし、体にとって自然な動きなので安全に高重量を扱えるということになります。上げたときも腕と胸が近くなるところまで持ってくることができるので、ストレッチも収縮もダンベルフライの方がしっかりできるということになります。
大胸筋上部を鍛えるトレーニングその①
大胸筋上部に一番刺激を強く与えられるのがインクラインダンベルフライです。
ダンベルフライでは大胸筋外側(輪郭)を狙います。
- 準備ベンチの角度は30度
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時大胸筋をしっかりストレッチ
ダンベルを下ろした時に大胸筋をしっかりストレッチさせる(肩と肘を一緒に下ろす感じ)
- 上げた時肘は伸ばし切らない
腕を垂直まで上げると負荷が抜けるので、肘が伸び切らない位置で止める
大胸筋上部を鍛えるトレーニングその②
インクラインダンベルプレスです。
ダンベルプレスでは大胸筋内側を狙います。
基本的にはフライと同じですが、握り方はニュートラルとオーバーグリップの中間くらいです。
- 準備ベンチの角度は30度
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時大胸筋をしっかりストレッチ
ダンベルを下ろした時に大胸筋をしっかりストレッチさせる(肩と肘を一緒に下ろす感じ)
- 上げた時上まで絞り込む
大胸筋内側を狙っていく
大胸筋上部を鍛えるトレーニングその③
肩を屈曲させるナローインクラインプレスです。
大胸筋上部の内側も狙うことができます。
常に左右のダンベルがくっついた状態で行います。
- 準備ベンチの角度は30度
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時大胸筋をしっかりストレッチ
- 上げた時肘を閉じて斜め上に向かって上げていく
真上より斜め上に上げることで屈曲になります。
大胸筋中部を鍛える筋トレ①ダンベルフライ
内旋のダンベルフライで大胸筋中部をしっかり刺激します。
ダンベルフライのポイント
- 準備ベンチの角度はフラット
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時しっかりストレッチ
手の平を向かい合わせ(ニュートラルグリップ)で下ろす
- 上げた時内旋
ダンベルを上げながら親指同士を近づけてオーバーグリップの状態にして内旋させる(内側にひねる)
大胸筋中部を鍛える筋トレ②ダンベルベンチプレス
上げた時にしっかり絞り込むことが大事。
ダンベルベンチプレスのポイント
- 準備ベンチの角度はフラット
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時しっかりストレッチ
オーバーグリップで下ろす
- 上げた時大胸筋を絞り込む
オーバーグリップのまま、肘と肘を近づける意識で絞り込むように上げる
大胸筋中部を鍛える筋トレ③ナローダンベルベンチプレス
ダンベルを合わせた状態で上げ、大胸筋内側をしっかりと収縮させる。
ナローダンベルベンチプレスのポイント
- 準備ベンチの角度はフラット
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時両手をくっつけたまま
ニュートラルでダンベルをくっつけたまま胸の真上に上げる
- 上げた時大胸筋内側を強く収縮
ニュートラルでダンベルをくっつけたまま胸の真下に下げる
大胸筋下部(輪郭)を鍛える種目①ダンベルフライ
輪郭を狙う場合は内転という動作が大事です。
ダンベルフライのポイント
- 準備ベンチの角度はフラット
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時肘を張って下ろす
ニュートラルグリップでしっかりストレッチ
- 上げた時上げながら内転
手首を外側にひねりながら、肘を体幹部に近づけるように上げる
大胸筋下部(輪郭)を鍛える種目②デクラインダンベルフライ
デクラインにすることで自然に内転の動きが起こり、大胸筋下部を鍛えることができます。
デクラインダンベルフライのポイント
- 準備ベンチの角度はマイナス15度(フラットでもOK)
フラットベンチの場合は足を乗せて膝を立て、お尻を浮かせてデクラインにする
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時しっかりストレッチ
- 上げた時地面に対して腕が垂直になるように上げる
デクラインなので自然な内転が起こる
大胸筋下部(輪郭)を鍛える種目③デクラインダンベルベンチプレス
常に左右のダンベルがくっついた状態で行います。
デクラインダンベルベンチプレスのポイント
- 準備ベンチの角度はマイナス15度(フラットでもOK)
フラットベンチの場合は足を乗せて膝を立て、お尻を浮かせてデクラインにする
- 呼吸息を吸いながら下ろして、吐きながら上げる
- 下ろした時両手をくっつけたまま
ニュートラルでダンベルをくっつけたまま腕は地面に対して垂直に下げる
ダンベルは地面に対して水平を維持 - 上げた時地面に対して腕が垂直になるように上げる
ニュートラルでダンベルをくっつけたまま腕は地面に対して垂直に上げる
ダンベルは地面に対して水平を維持
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